偶然か 必然か
これは自分の場合なんですが、聴きたい曲があるとき、CDを買うのか、1曲だけDLするのかは、そのアーティストに対する期待度が関係している気がします。
CDは、シングルでもカップリング曲が入っていて、お目当て以外の曲も聴くことができますよね。
そのカップリング曲が重要なんです。
特に初めてそのアーティストの曲を聴く場合。
このとき、もしそのアーティスト自体に興味がなければ、カップリング曲を聴いてみるより1曲分の代金を支払ってその曲だけをDLすれば済む。
しかし、そのアーティストが本当に自分好みかどうかを試したいなら、CDを買った方がいい。
過去、いろんなアーティストにハマってきましたが、その陰には、カップリング曲やアルバム曲の存在がありました。
実際シングルを買ってみたものの、カップリング曲が合わなくて回れ右したアーティストもいます。
カップリング曲のベスト盤を出すアーティストも珍しくないですし、やっぱりカップリング曲って大事ですね。
さらに試されるのは、アルバム曲です。
売れ線狙って出すシングル曲とは違う、そのアーティストの根幹になるような曲や、実験的な曲。
I'veのガルコンなんて、ゲームの主題歌集なわけですから、シングル曲が集まっているようなものなんですよね。
そんな中に「Disintegration」や「Out Flow」や「Collective」なんかが入っていて、これが合わないと
I'veに中毒ることは難しいと思うんですよ*1。
タイアップ有りの曲にも、十分実験的な曲はありますが*2。
KOTOKOさんがメジャーデビューして「羽-hane-」を聴いたときには、「I'veが好き」なのか「KOTOKOが好き」なのかを試されている気がしました。
「空を飛べたら…」も聴いていましたが、タイアップのないKOTOKO曲にあまり免疫がなかったですから。
電波曲しか知らなかった人が「カナリヤ」を聴いたら、どんな感想が出てくるんだろうなんて思ったりして。
Plastic Treeも、めちゃめちゃ(プラ的に)売れ線狙ってる「マイム」*3で出戻ったわたしですが、その後のアルバム「剥製」の「剥製」が合わなければ、完全に戻ることはなかったでしょう。
それと自分がプラから離れているうちに加入した佐藤ケンケンさんの担当曲も。
やっぱり曲単位でなくアーティスト単位で好きになれる出会いというのは、特別なものなんですね。
今後、作品がどんな方向に行くかは分かりませんが、追いかけられる限り追いかけていこうと思います。