indigo
IKUさんがライブ中に、こんな感じのことを言っていました。
「自分ではメロディが売りだと思っていたのに、PだかDだかに『やっぱり歌詞だよねー』と言われた」(概要)
と。
もちろん歌詞も好きですよ。
別の記事で語りますけども。
でもメロディだって素晴らしいよ。
特に「indigo」は、冒頭のメロディで一気に中毒りました。
「冷たく澄んだ藍色を」
の部分。
ラレミラレミラレミソミレ
だと思うんですが、この音の動きが好きです。
もっと限定すると、「色を」の部分。
「ソミレ」ですね。
「ラレミ」から続く「ソミレ」。
そこは「ヨナ抜き」だから日本人に響きやすいとかそんな理屈はいいんですよ。
好きなものは好きと言える気持c(ry
メロディの話からは逸れるけど、2番の
「朝がわたしを追い越して」
の「て」の声も好きです。
しかもこのキーなのがいい。
冬の夜に漂う空気を歌うのに、ぴったりだと思う。
これより高いと冷たさの種類が変わってしまうし、これより低いとIKUさんの声のおいしさが逃げるかもしれない(半音変えられても気付くかどうか分からない耳ですが)。
余談ですが……。
今回音を探してみて、先日のライブで聞いた
「できるだけ黒鍵を使わずに済むように曲を作っている」
という話が本当だとわかりました。
先述した通り、歌声には「一番よく聴こえる高さ」があると言われます。
子供の頃に見た番組の記憶によるとですが。
その高さにサビを持ってくるように作るわけですから、キーを優先すると楽譜の頭にたくさんフラットやらシャープやらが並ぶ結果になることもありますわな*2。
そんな中で自分が弾きやすいところで折り合いをつけるテクニックもまた、高度なものであると思うのです。
それっていいところでメロディを作れるか、声のおいしい部分が広いかってことなんじゃないかなぁって。
普段
「メロディはいいのに歌詞が気に入らん!」
だの
「ここまでいい感じで来たのに、なんでこんなメロで締めるんや!」
だの、生意気なことばかり言っているわたしにとって、歌詞もメロディもいい曲というのは、まさに神と崇めるべき存在なのです。