ささくれ
KOTOKOさんの書く歌詞は、「そんなこと言っていいの!?」と思う内容であるものがあるということは、以前述べた通りです。
hitomin-epsilon.hatenablog.com
「ささくれ」も、その中の1曲。
ありますよ、悲しいことがあって、ぐじゅぐじゅ*1言いたくなるときが。
そうそう、そういうのっていきなり来るよねぇ。
指先から血の気が引いていく感じ。
うんうん。
とか思いながら、いつも聴いたり歌ったりしているんです。
「枕が全部しぼんでしまうくらい泣いてた」
とか、こんなに涙の量を感じる表現ないですよ。
こっとんが使ってるのは羽根*2枕なのかな?
そば殻やパイプじゃ、水分でしぼまないもんねぇ。
などど大きなお世話なことを考えたりして。
ただ。
個人的には2番のサビで無理に前を向こうとしているところはあまり好きではありません。
立ち直ってないのに無理に笑わなくていいよ、と思ってしまう。
以前読んだ記事で、悲しい曲でもどこかで救いがあるようにしようと思っていたというようなことが書かれていた気がするんですが*3、このことなのかなぁ。
無理に前を向かずに、ささくれたままで、どっぷり深く落ち込んでいく方が、もっと全体的に場面が見える曲になったのになぁ。
マイナスな感情をそのまま曲にしてくれるところがこっとんの好きなところでもあるのです。
「UZU-MAKI」ではもっと浮き上がってこられない内容のものもあるので、これが「硝子の靡風」時代の作風だったということでしょうか。
ちょっと引っかかるところはあるものの、心がささくれているときには必ず聴く曲です。