RETRIEVE
ただいま上月駅で104分の乗り継ぎ待ち中です。
実家に帰省するだけなのですが、気まぐれに姫新線経由で帰ろうとするから、こんなことになっております。
さて、わたしはこれまで、I'veを知っている人に
「1曲目*1のタカーセは裏切らない」
と、何度か話しています。
「RETRIEVE」もそのうちの1曲ですね。
いきなりどかんどかんと何かを破壊するような音がし始めたときは何事かと思いましたが、これって足音なんでしたっけ。
どこかでそんな記事を読んだ気がするのですが。
間違っていたらごめんなさい。
ベース音の効いたイントロから始まって、Aメロの歌い出しからもうおいしいですね。
「深く暗く落ちてく」
の
「く らーく」
という歌い方が好きなんです。
歌詞は重い雰囲気なのに、軽めの歌い方。
加工された声。
続く
「棕櫚の海」
の、伸ばした
「みー」
の残り方も好き。
全体的には、高低差の激しいメロディがこの曲のポイントだと思っています。
「渦の真ん中(なか)で」
「何を見るの?」
「眠る森の匂い(ねむるもりのにおい)」
など。
高瀬曲では高低差のあるメロディは頻出かと思いますが、ときには無茶にも聞こえるこの動きには、自分の中で何かが惹きつけられて、エンドレスリピートしてしまう魔力が潜んでいるのです。
詳しい音楽的な理屈はわからないので、ちゃんと分析できないのですが……。
もちろんそのメロディを、声の表裏をうまく分けながら歌っているKOTOKOさんの歌唱がいいのは言うまでもありません。
以前、全然I'veのことを知らない先輩とカラオケに行ったときのこと。
この曲を遠慮なく歌ったら、先輩に
「こんな複雑な曲が好きなんやもんなぁ。そら普通のJ-POPとか興味ない*2わなぁ」
と言われて、いままで漠然と、でも無性に好きだったこの曲が、どうして好きなのかが少し分かったような気がしました。
ちなみに、サビ前や4'11"あたりで入る「ひょん!ひょん!」という音が好きで、どこで聴いていてもこの音に合わせて首を「くいっくいっ」っとやってしまうことは、秘密にしておこうと思います。
●覚え書き
下のラから上のミまで*3